名前を奪われた。3

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アットホームな保育園

決意したものの、時はすでに2月の頭。

公立の認可保育園はすでに1次選考が終わり、結果待ちの状態。今から動くとなると2次選考だと言われた。

待つのは性に合わない。私はさっさと諦めて、認可外保育園を探すことにした。

それでも4月入園の募集はどこも終わっているところばかり。必死で探して、なんとか2つの候補にたどり着いた。

1つは、すごくアットホームな保育園。ただその緩さに少し不安も感じた。

もう1つは、対応が業務的。でも何事もルールがきっちり決まっている印象。

どちらにするか頭を悩ませていた最中、私を救ってくれたのはあのアットホームな保育園だった。

学校の説明会や入試の手続きなど、息子を連れていけない場面が増え、頭を抱えていた私に「一時預かり」の手を差し伸べてくれたのだ。

先生方はみんなニコやかで距離が近く、見知らぬ土地で孤独だった私にとってその温もりは心から支えになるものだった。「ここにしよう」私は迷わず決めた。

超理系の夫と、久しぶりの試験対策

保育園問題はなんとか片付いた。

だが一番の問題は入試。

せっかく保育園を確保したのに、試験に落ちたら元も子もない。

幸いにも、我が家には超理系の旦那という「専属の数学教師」がいた。彼の手厚い指導のもと、試験対策はばっちり整った。

(試験や面接のドタバタ対策劇は、また別の機会書きたいな)

そして迎えた、試験当日。

無事に全力を出し切り、あとは結果を待つだけのドキドキの1週間が始まった。

届いた通知の封筒を開けると、そこには「合格」の文字があった。

今思えば倍率的に数人が落ちる程度の試験だったから、そこまで過剰に心配する必要はなかったのかもしれない。

でも大人になってからの「試験」は久しぶりすぎて緊張したし、合格というのはやっぱり嬉しいもんだった。

こうして、私の新しい学生生活が突然幕を開けた。

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