メキシコの画家、フリーダ・カーロ。
私がフリーダを知ったきっかけは、絵を学び直そうと思って訪れた教室でした。
そこで画家の先生に、
「あなた、フリーダ・カーロに顔が似ているから、自画像を描いてみたら?」
と言われたんです。
そのときは「誰?」という状態だったので、家に帰って調べてみました。
すると、作品も、生き方も、表現の仕方もすべて魅力的で、一気に引き込まれました。
今日は、そんなフリーダについてお話ししたいと思います。
フリーダとは
フリーダは10代後半で大きな交通事故に遭い、長い間寝たきりの生活を送りました。
そのベッドの上で絵を描き始めたことが、画家としての原点です。
その後、世界的な画家だったディエゴ・リベラに弟子入りし、結婚します。
しかし、このディエゴがかなりの問題児でした。
女性関係が絶えず、しまいにはフリーダの妹とまで関係を持ってしまいます。
それでもフリーダは苦しみながらも、最後まで彼を愛し続けました。
一方で、ディエゴのおかげで世界中の芸術に触れ、自身の作品も評価されるようになっていきます。
私がフリーダに惹かれた理由三つの理由
一つ目は感情をそのまま作品にぶつける表現です。
悲しいときは悲しい自分を描き、
夫を愛しているから自分の額に夫を描いてしまう。
そのストレートさと少し不気味な絵柄にとても衝撃を受けました。
二つ目は死産を経験したときに描いた作品です。
実はフリーダを知る約1か月前、私自身も死産を経験していました。
当時は悲しむ暇もないまま、出産、火葬と時間だけがどんどん過ぎていき、自分の感情を置き去りにしてしまったような感覚がありました。
そんなときにフリーダの作品を見て、
「ああ、この苦しさをこんなふうに表現してもいいんだ」
と初めて自分の気持ちを整理することができました。
三つ目はその生き方です。
フリーダは画家として活躍するだけでなく、その個性的な美しさからファッション誌『Vogue』の表紙も飾りました。
私自身趣味でモデル活動もしていてモードファッションが好きなので、
「画家でありながらファッションの世界でも評価される。」
そんな生き方に憧れを感じました。
しかも最初のきっかけが
「顔が似ている。」だったので(笑)
途中からは他人というより、
「もし違う時代に生まれていたらこんな人生もあったのかな。」
そんな気持ちで作品を見るようになりました。
感情も衰える
私は学生の頃、失恋をし泣きながら絵を描いたことがあった。
涙を絵の具に混ぜて描いたこともあります。
でも35歳になった今は感情を作品に変えるほどの気力がなくなってきたなと感じています。というより年々感情の起伏がなくなっている。
だからこそフリーダを見るたびに思う。
悲しみも、苦しみも、喜びも
形に残すことには本当に奇跡的で素晴らしいと。
最後に
私は今、昔ほど絵を描けなくなりました。
それでも、フリーダの作品を見るたびに、
「また描いてみたい。」
という気持ちだけは湧き上がってきます。
だから私にとってフリーダ・カーロは
好きな画家というだけではなく、
「自分らしく表現することを思い出させてくれる存在」です。

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